ロックンロールは基本的には鳴り止まないが、凪ぐということはある それは悲観すべきことではなく、それが無音になってしまわないための大切な時間 わたしはいじめられっ子でもないし少年でもないし男でもないし不満を溜め込んだ労働者階級でもない けどロックンロールをやってる やってもいい 妊娠して母親になったからといって、生活に埋没しなくてはならないわけではないよね。夜じゃなきゃバイトできないこともないし、女の子だからってもらったティッシュで好きな人の涙拭いたっていい ギターの方がかわいいって気持ちとお母さんの気持ちは別なんだきっと それは凪と波のリズム 中庸というものを取れない私みたいな人間は、極端と極端の間を揺れながら、振り子のようにバランスとって生きる ピタリと風が止んだからと言って、私が鳴るのをやめたわけじゃないから 息をすって、確かめて、自分のかたちにいろんな方面から触れていくだけ それが、人より少し苦手なだけ
今日の曲
