POOR LOVE

静かな断末魔

怠惰というほかない -2022.04.10

手放すかどうか迷うなら大胆に断捨離してスッキリしたほうが経済的なのわかってるのに身の回りぐちゃぐちゃにして曖昧さに安心してしまう

車窓から見える川と向こうの街が薄紫に霞んで濁って、曖昧に透明な夕方の尊さと、触れる手の軽薄さ

朝5時の人通りのない知らない街/何度も訪れた目に馴染んだ風景/何も積み重ねられなかった幽霊の両腕

画面が鮮明であったことがいちどもなく、ただ他人事のように自分の身に降りかかる様々なことを横目に見ている アメーバのような自分の体を醒まして元の形に戻して欲しい

心が何も跳ね返さない。音がしない。

不安な静寂の中に、いつまでいるつもりなの?